蓄積熱
2023年09月15日
9月になっても、まだまだ熱中症予防を行い、体の蓄積熱に注意が必要かと思います。
日差しが少し和らぎ、過ごしやすくなってきて始めて、疲れが抜けない日々が続き、体が重だるい、そして身体部位に急に痛みが出るといった症状を訴える方がいらっしゃいます。
今年の夏は湿度が高く、発汗がし難い暑さと思われ、湿度によって体に熱を蓄積させやすい気候であると感じられました。この湿度が体の蓄積熱を長引かせているのではないかと推測しています。
日差しによる身体のダメージは少ないが、湿度によって呼吸器の筋肉である前鋸筋、肋間筋に疲労性の緊張がみられ、それによって胸郭肋骨に歪み、そして脊柱の歪み・拘縮、後頭骨の転位緊張を起こしているように感じます。
暑さが少し和らいだこの時期ほど自律神経を乱しやすくもあり、肋間筋の緊張と自律神経の乱れで、いつまでも体が重だるく感じ、疲れが取れない状態が続くようになり、また胸郭・肋骨の歪みと緊張があることで四肢関節部位や他の部位に負荷が増し、巧緻性の動作を行い続けていくことで筋肉部位に神経背の緊張、そして関節部位に負荷による炎症が起き、神経性疼痛や痺れ感を起こすことがあると考えられます。
まだまだ熱中症予防を行い、睡眠をとり、無理にたくさん食べる必要はありませんがタンパク質を摂取して体力の低下を防ぐことが大事なのではないでしょうか。