僧帽筋を考察

2023年10月30日


肩こりに関係する筋肉と言われれば、真っ先に取り上げられるのが僧帽筋。

この僧帽筋の緊張が原因で首、肩が凝ると大半が考えられている。それは間違いではないのだが、この僧帽筋が収縮緊張するによる身体の影響を考察してみたいと思います。

僧帽筋の役割は、重い頭を支え、体幹姿勢を安定させる筋肉として見られてはいるが、それ以外に僧帽筋には、

  1. 僧帽筋が収縮緊張していることで身体のバランスを安定に保てている
  2. 左右肩甲骨上肢帯の運動性緊張によって発生した上半身の平衡バランスの乱れを僧帽筋の全体の緊張により補正する
  3. 側屈、回旋状態にある頸椎・頭蓋骨を僧帽筋が伸縮緊張することで頭蓋骨の立て直しをする
  4. 呼吸、租借運動の補助
  5. 気候と気温の変化に対して緊張と緩和をすることで熱を作り、放出し、体温をコントロールする
  6. 運動により緊張と緩和を行わせることで代謝を促す

と、今現在このような働きがあると考察しています。

それだけに僧帽筋は様々な要因による緊張を受けやすく、姿勢の悪さ、筋力・四肢関節(特に肩甲骨上肢)の可動運動の低下、過労、精神的ストレス、過労などの要因で慢性的に僧帽筋の働きを悪くさせていくことは機能的症状を起こし、僧帽筋の血流を低下させていくことにもなることで、肩こり、首のコリが起こり、血流の低下で頭がボォーとしたり、仮性視力低下などを起こさせたりします。

また、僧帽筋の緊張は内蔵関連の病気があることによる反射により僧帽筋が収縮、拘縮し肩こり等を引き起こすこともあるようです。

僧帽筋全体の緊張拘縮は身体を過緊張状態にさせていくことに繋がり、崩れた身体のバランスを修正させてはいくが、胸郭、胸椎を連鎖的に過緊張、拘縮へとさせ、さらに下肢への重心が増すようになり、脊柱、体幹の拘縮、下肢の過重心負荷が要因よる症状を起こすようになります。

続く…

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