垂直のような状態の脊柱

2023年05月15日

人間の脊柱、背骨はS字に弯曲された生理弯曲にあることが標準とされているが、個人の体質によってはS字の生理弯曲の状態になく垂直の状態のような脊柱にある方もいる。

垂直というと語弊かもしれないが、そのような脊柱の状態を観察すると胸椎4~7番にかけて前方向に圧迫した状態で拘縮し、胸椎起立筋群の拘縮に反発し腰椎、仙骨が後弯に拘縮している。それに伴い頸椎も腰椎と並び後弯していることで脊柱が垂直のようなに状態になっている。

脊柱全体の筋繊維が拘縮にあり、左右股関節大腿が常に内転・内旋に緊張状態にある。股関節大腿が常に内転・内旋にある方は股関節の可動が乏しく、歩行を行う際は股関節大腿の捻転作用を利用しながら両脚を前に出す特徴があるので、脊柱が垂直化し、腰椎が後弯にあると仙椎からから腰椎4・5番を拘縮させるようになる。また股関節も捻転作用の負荷で股関節周辺の腱と筋繊維を徐々に悪くさせているようである。内蔵機能もやや弱い面もあるのではと推測しています。

垂直の脊柱となる原因は四肢の可動不足やゆがみや後背筋群の拘縮などといった後天的な要因もありうるでしょうが、恐らくは先天的によるものと思われる。

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