脊柱をやわらげ、正すためには
2023年04月27日
各椎骨のゆがみと拘縮を除き、脊柱のゆがみは身体の捻転作用から起こしていくと考察する。
身体は立位姿勢でも、座位姿勢の状態であっても片側の骨盤下肢にかかった重心を反対側に移動させていくことでバランスを補正し、同時に重心移動がなされた反対側に支点軸からの捻転作用による緊張で身体のバランスを保つことができているのだが、連動して脊柱が捻転し、ゆがみを生み出していくと思われる。
その作用が左右に及び、仙腸関節が拘縮されることで脊柱が緊張により固定化し、そして上肢、下肢運動による筋緊張、体幹のゆがみからの筋肉の流れの変化から側弯が発生するようになる。そして各個人の機能性要因、神経性要因など、様々な要因により脊柱全体を拘縮させ、姿勢に影響を与えていくと推測しています。
脊柱を正すために側弯を改善させることも大事だが、まずは捻転作用によって引き起こされた脊柱の緊張、拘縮を緩和解消させなければいけない。
そのポイントとなる箇所は支点軸からの捻転作用が起きる骨格にあると確信しています。ポイントとなる箇所を調整させることで、初見では緊張、拘縮された脊柱が徐々に和らぎ、隠れ潜んでいたゆがみが表れていくるようになる。